カーラッピングの費用は車の大きさや施工箇所によって価格が変わります。
当然ですが、施工箇所が大きく広ければそれだけ多くのフィルムが必要になるので、価格も上昇します。
例えば料金表を見るとスモールクラスとラージクラスでは、価格差に30万円もの差があります。
またスポイラーは12,000円~でウィンドモール(1本)が5,000円~な点からも大きさによって価格が変わるのはご理解いただけると思います。
当然車両の大きさが大きくなれば、価格も上昇するのです。ルーフを例に見れば、Sサイズ(2m以下×1.5m以下)は50,000円~です。
Lサイズ(2m以上×1.5m)になると75,000円~となります。このように大きさが違えば、費用は上昇してくるので施工範囲が広いフルラッピングの場合は塗装と比較することも必要でしょう。
カーラッピングは車種によっても違いが出てきます。それは大きさによるラッピングシートの使用量が増えるという材料費だけが理由ではありません。
一般的なフルラッピングでの場合でも車種によって大きな違いが出ます。
スモールクラス(軽自動車・アクアなど)では450,000円~ですが、プレミアムラッピング(フェラーリ・ランボルギーニ・ポルシェ)では990,000円からとなっています。
スモールクラスの車種たちに比べて車両が大きいのは言うまでもありません。
しかし、それ以上に各パーツの形状が複雑になっているのが価格差の理由となっています。
例えばボンネットダクトの存在やリアスポイラーやリアウィングなど曲面が増えてきたり、一部フィルムをカットしたりしなければならない作業が増えてきます。
そのため車種によって施工価格が変わってくるのです。
カーラッピングのフィルムによっても性能に大きな違いが出ます。
カーラッピングフィルムで有名なのは3M社です。こちらのフィルムはあくまでもドレスアップを目的としています。
そのためボディー保護といった機能は謳っていません。しかし米国発のSTEKのように撥水性を持つフィルムもあります。
フィルム内にナノレベルでトップコートが結合されており、施工後にワックスやトップコートが不要な特性を持っています。
他にもFenix Scratch Guardと呼ばれる塗装タイプのラッピング技術もあります。従来のフィルムでは不可能だった傷や飛び石からの保護性能を持つフィルムです。
塗装吹きつけを行うフィルムなので、貼り付けするフィルムでは不可能だったデザインの場所まで施工ができるようになっています。